カナダの1月のCPI: インフレは緩やかに上昇、政策緩和の道筋に不確実性を追加
カナダの1月の消費者物価指数(CPI)は、中央銀行の目標を6か月連続で下回った。しかし、カナダ銀行(BoC)のコアCPIは2.1%に上昇し、基礎的な堅調さを示唆している。エネルギー価格の回復は、消費税免除による食品価格の歴史的な下落を相殺した。一方、住宅費の伸びの鈍化は、インフレの主な要因であり続けた。これは、カナダ銀行が3月に金利を据え置き、第2四半期に段階的な利下げを開始する可能性があると市場が予想していることから、経済の「混在」した性質を浮き彫りにしている。
カナダ統計局